データ作成の注意[1]

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総合印刷ならではの対応

ソフトや印刷知識が無くても大丈夫です。用紙選定や製版、印刷、製本方法、DTPに精通したスタッフが親切、丁寧にサポート致します。

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サイズを決定する

印刷物には、必ずサイズがあります。例えば、A4のチラシを作成する場合は、データ上で「A4(210×297mm)」の大きさを設定します。このサイズの設定が、印刷用のデータを作成するにあたって、必要不可欠であり、まず最初に行うべきことです。
下記が、ソフト別のサイズ設定方法です 。ソフトによって、設定時に注意が必要なもの、特に必要でない物など、様々です。

レイアウトソフト全般( QuarkXPress、Adobe Indesign、Adobe PageMakerなど)

新規ファイルを作成する際に、必ずサイズを設定する画面が出てきますので、特に迷うことはないかと思います。

Adobe Illustrator

こちらもバージョン8.0以降は、新規ファイル作成時に、必ずサイズ設定の画面が立ち上がります。また、データ上でトリムマーク(トンボ)を作成することもできますので、こちらで設定していただいても結構です。
逆に言うと、自由度が高いため、どのサイズをどの範囲で想定しているのか、データでは判別できないケースもあります。入稿時にはご注意ください。

Adobe Photoshop

新規ファイルを作成する際に、サイズを設定する画面が出てきます。その際、必ず、幅と高さの単位を「mm」で 確認し、解像度を350dpi以上に設定してください【下図参照】。
※単位を「ピクセル」で設定しないようご注意ください。ピクセル数とサイズとの関係は、解像度によって変わってきます。ピクセル数でサイズ(mm)を確定することはできません。


Microsoft Word

新規でファイルを作成すると、自動的にA4サイズに設定されますので、A4以外のサイズをご予定の方は、そのまま作らないようご注意ください。
「ファイル→ページ設定」で、サイズを設定することができます【下図参照】


Microsoft Powerpoint

新規でファイルを作成すると、自動的に「24×18cm」に設定されます。これを、A4サイズだと思い込まれている方もいらっしゃいますので、ご注意ください。
「ファイル→ページ設定」で、サイズを設定することができます【下図参照】。


「ページ設定」で幅、高さをそれぞれ21cm、29.7cmに設定すれば、A4サイズのデータとなります
※画像は初期設定のサイズです


Microsoft Excel

Microsoft Excelは、上記ソフトと比べてかなり特殊です。
そもそも表計算のソフトであるため、「サイズ」という概念がないのです。そのため、事前にサイズを設定することはできません。
プリントアウトの際の「用紙設定」がサイズとなり、「印刷プレビュー」の内容がレイアウト内容となります。特にExcelの場合は、事前にご相談ください。

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色のモードを決定する

同じ「カラー」でも、印刷対応のカラーはパソコン上のカラーとは異なります。
まず最初の段階で、色のモードを設定することが肝心です。

RGBとCMYKについて

印刷物の場合、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4原色で色は再現されます。モニタ表示などで使われる色は、光の3原色と呼ばれているR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)で表現されており印刷表現とは異なります。RGBのデータをそのまま出力すると、プリンタや出力機の判断で濁った色に変換されてしまいます【下図参照】。
(1)RGB3原色 (2)RGBをCMYKに置き換えた場合

Illustratorの場合

「ファイル→書類のカラーモード」からモード選択ができますので、必ず早めの段階で設定してください【下図参照】。

QuarkXPress、Indesignなどの場合

QuarkXPress、Indesignなどは、ファイル自体にはカラーモードを設定できません。
カラーパレット(カラーウィンドウ)などで色を付ける際に、他のカラーモードを指定しないようご注意ください【下図はAdobe Indesign】。


○正しい例


×誤っている例
CMYKで再現できない色は赤丸箇所のように表示されます


Photoshopの場合

新規でファイルを作成する場合は、カラーモードを選択する欄がありますので、最初の作成段階からCMYKモードにしてください。
写真などを部品としてIllustratorやIndesignに貼付けられる場合は、貼付ける段階でCMYKモードにしておいてください。
※Microsoft Office系など、CMYK未対応ソフトに貼り込む場合は除く

Microsoft Office系などの場合

Officeなどビジネス系全般は、ソフトの機能上、CMYKカラーに対応していません。
そのまま入稿して下さい。弊社で色変換致します。
その際、印刷時にはCMYKに変換されるため、色の種類によっては作られた際の色やモニタ上の色と異なることがあることをご了承ください。

注意事項
印刷における黒とは、CMYKの「K(ブラック)」が100パーセントの状態です。この「K」の概念は、RGBにはありません。Photoshop上でRGB上の黒をCMYKに変換すると、4色混じりあった複雑な色になり、これは印刷における黒とは異なった色になります。
プリンタ出力では殆ど違和感はありませんが、印刷だとその違いは出やすく、文字や罫線など細かい色は版ズレ(4色重ね合わせる時に印刷がずれて見えること)の原因となるケースもあります。
印刷用データは、作成の段階から通してCMYKで作成することをお勧め致します。

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トンボを作る

データによっては、トンボの作成が必要なケースもあります。トンボまで作成して、印刷用データの土台作りがある程度完成したと言えます。

トンボとは

トンボとは、断裁などに必要な目印のことであり、印刷工程でなくてはならないものです。トンボにはおおまかに2つの意味があります。
  • 印刷の仕上がり線で断裁するための基準線。
  • 多色印刷の見当合わせのための線

例えば4色の印刷物の場合、シアン(青)・マゼンダ(紅)・イエロー(黄)・ブラック(黒)と別々に印刷します。写真などがある場合は、少しのずれでもずれると、製品として使い物になりません。このためトンボは細いほど合わせ易いことになります。基本的にデータ作成の際に、自動出力されるトンボは0.25~0.3ptで出力されています( Illustratorの「トリムマーク」では0.3ptです)。

トンボ作成の必要性

もっとも、入稿された際のトンボは、あくまで弊社では目安として考えることもあります。最終的なトンボは製版段階でつけているからです。仕上サイズが明確且つ、ドキュメントと同じサイズであれば、一太郎やWord、Excelなどのデータでトンボ付きの出力をする必要はありません。
規格外のものやポスター、パンフレットなど仕上げが特殊なものは必要です。内容に応じてお問い合わせください。もっと大雑把にいえば、基本的にillustratorはトンボが必要ですが、その他は要りません。サイズのみお知らせください。

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