パンフレット印刷・カタログ印刷


製本・加工のアドバイス

パンフレット、カタログを作る上で、製本、加工の選定は非常に重要です。
製本方法により、コスト、品質、機能性は異なります。


製本の種類

各製本方式に、それぞれ短所、長所があります。下記一覧をご参照ください。

ご要望条件(コスト、品質、機能性)と製本の関係

◎…お勧め ○…比較的無難 △…あまり優れていない ×…お勧めできない

  中綴じ 無線綴じ 平綴じ
低価格で抑えたい
高級感のある仕上がりにしたい ×
見開きでレイアウトしたい ×
多いページ数で、高品質に仕上げたい ×

ページ数と製本の関係

○…コスト重視の方にお勧め □…品質、機能性重視の方にお勧め
△…条件付きで対応可能 ×…対応不可

  中綴じ 無線綴じ 平綴じ
32ページ以下
34ページ~64ページ
66ページ~72ページ
74ページ以上~ ×

各製本方式と特徴

中綴じ

真ん中を針金で綴じる方式です。

  • ●長所:最も安価な製本で、且つ丈夫です。ページが完全に「見開き」になり、広げて読みやすいのも特徴です。
  • ●短所:ページ数が増えると対応できません。
  • ●用途:パンフレット・カタログ一般(商品カタログ、案内パンフレットなど)

無線綴じ

本文の背を糊付けし、厚紙の表紙に中身をくるむように綴じ込む方式です。

  • ●長所:ページ数の多いカタログを綴じるのに、最もリーズナブルな方式で、広く一般的に使用されている製本方法です。
  • ●短所:他の製本に比べて耐久性がやや弱く、手荒い扱いをすると、本文のページが剥がれてしまうことがあります。
  • ●用途:情報量の多いパンフレット、カタログ冊子。

平綴じ

本文の背から5mm程の位置を針金で留め、表紙でくるむ方式です。

  • ●長所:多くのページ数を、頑丈に留めることができます。
  • ●短所:左右のページをいっぱいまで開くことはできません。
  • ●用途:長期保管用パンフレット・カタログ。

表紙(表面)の加工について

長期保管するパンフレット・カタログに欠かせないのが、「表紙(表面)」の耐久性です。

加工を施すことにより、耐久性は強くなります。

PP加工(マットPP)

表面をビニールでコーティングします。表面の耐久性が強くなるばかりでなく、表面の光沢が強くなり印刷が鮮やかになるという特徴もあります。表面がマット(艶消し)調になる「マットPP加工」もあります。

ニスコーティング(マットニス)

表面をニスでコーティングします。PP加工ほど効果は強くありませんが、PP加工より手軽で安く、表面を保護できます。表面がマット(艶消し)調になる「マットニス加工」もあります。


その他、パンフレット・カタログの加工、オプション

製本や表面加工以外にも、用途によって必要となる加工があります。下記はその一例です。加工内容によって金額は異なりますので、お見積もりの際にご相談ください。

穴あけ

ファイリング用に、ページに穴をあけることができます。一般的なパンチ穴(2つ穴)だけでなく、4つ穴、8つ穴など、ファイル・バインダーに合わせて、穴の数や大きさを変えることもできます。

ミシン

ページを切り取れるよう、ミシンを入れることができます。パンフレットに応募はがきやアンケート用紙を添付するときに使用します。

箔押し

高級感を出すため、表面に箔を押すことができます。箔は、金箔、銀箔、単色箔などさまざまな種類があります。

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