ページ物は、チラシやリーフレットにはない「色に関する注意事項」があります。
これにより、価格が大きく異なるのでご注意ください。
→印刷一般の「色に関する基礎知識」はこちらをご覧ください。
お得なカラー・モノクロのページ内訳
本文中にカラーとモノクロが混在する場合、カラー印刷の比率、どこからどこまでがカラー印刷なのかによって料金は異なります。ページの内訳を工夫することで料金は安くなります。下記はその基礎知識です。
カラー・モノクロを区切るページの単位
A4、B5パンフレット・カタログの印刷は「16ページ」単位が基本です。
カラーとモノクロを区切るときのページは、16の倍数にすると、価格的にお得です。
例)A4サイズ 本文:32ページの場合
× カラー:18ページ、モノクロ:14ページ
○ カラー:16ページ、モノクロ:16ページ
※A5サイズ以下の場合は、32の倍数になります。
中綴じと無線綴じの違い
中綴じと無線綴じでは、面付けの方法が異なりますので、お得なページの区切り方も違っています。
例)A4サイズ 本文:32ページの場合
中綴じ
中綴じは、見開きの4ページを「外側→内側」へ順番に重ねます。
「外側から数えて16ページ」(前から8ページ+後から8ページ)が、区切りとなります。
したがって、下記の分け方が価格的にお得です。
1~8、25~32ページ:カラー印刷9~24ページ:モノクロ印刷
無線綴じ
無線綴じは、始めのページから順番に16ページ単位で区切ります。
したがって、下記の分け方が価格的にお得です。
1~16ページ:カラー印刷17~32ページ:モノクロ印刷
※中綴じの場合、「1~16ページ:カラー印刷」は「全ページ:カラー印刷」と同じ料金になります。
※平綴じは、無線綴じと同じ扱いとなります。
特色印刷について
特色印刷とは、C・M・Y・K(カラー印刷の4原色)以外のインクを使って印刷することです。
特色1色印刷
モノクロ印刷のインクを、「K(黒)」ではなく、別の色で印刷すること。
カラー印刷より安く、モノクロ印刷よりこだわった製品ができます。
特色2色印刷
2色印刷にすると、1色印刷より色にバリエーションができ、奥行きのある仕上がりになります。
モノクロ印刷に特色を1色加えるケースと、2色とも特色で表現するケースがあります。
金・銀の印刷について
金・銀のインクで印刷することもできます。表紙のタイトルやロゴなどでよく使われます。
金・銀のインクは、通常のインクより価格が高くなります。
特色印刷のデータ作成
特色印刷用のデータは、以下のいずれかのソフトで作成してください。
・InDesign ・Illustrator ・QuarkXPress
特色用のデータ作成は、「スポットカラー」を使用すると便利です。
→詳しくはこちら「2色印刷《2色印刷データの作成方法と確認方法》」
注意事項
Wordや一太郎など、CMYKカラーに対応していないソフトは、特色印刷用のデータは作成できません。お客様のデータを基に、弊社で手直しを行う必要がありますので、お早めにご相談ください。