ネット印刷発注サービス［佐川印刷株式会社］

データ作成情報データ作成のコツと注意点を紹介いたします

→今月の情報へ

スミの掛け合わせの補正《補正方法について》

データをRGBからCMYKにカラー変換したときや、カラーの印刷物をスキャナーで取り込んだとき、文字などの黒い部分はK100ではなく、CMYK全部に色が入った、いわゆる「掛け合わせ」の状態になります。このまま印刷すると、黒色は少し濁ったような状態になります。

Photoshop上で、クリアできれいな黒にするための補正方法をここではいくつか述べます。
※Photoshop6.0以降の機能で書いています。

▲ページ先頭へ

トーンカーブやチャンネルによる補正

「トーンカーブ」でCMYの色を０に下げるか、もしくは「チャンネル」でCMYを削除する。
ただし、このままだと、Kが薄くなっている場合があるので、Kの「トーンカーブ」または「レベル補正」で調整します。

レベル補正

トーンカーブ

▲ページ先頭へ

チャンネルミキサーによる補正

ページ先頭へ

「乗算→フェード」による補正

CMYのチャンネルをカットした後、それぞれKのチャンネルにペーストする。「編集→フェード→乗算」で調整する。
各方法それぞれ、作業後に「トーンカーブ」で微調整すると、かなりクリアにできます。文字物で、細い部分の多い明朝系のスミの補正などに有効です。
※いずれも黒以外のカラー部分に補正が影響しないよう、できればレイヤーマスクを作って作業しましょう。

→今月の情報へ

疑問点・不明点などございましたら、下記宛先にご連絡ください。
メール、お電話、FAX、何でも結構ですので、よろしくお願い致します。