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印刷情報Q&A-色・サイズ・製本

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[パンフレットの仕様について]

A4サイズのパンフレットを作りたいと思っていますが、Wordデータで6ページになります。どのような仕様にすればよいでしょうか?

6ページは、用紙に換算するとA4が3枚になります。A4が3枚ということは、「中綴じ」製本は原理上不可能です。内容やレイアウトを調整して、4ページにすれば「A3二つ折り」となり、収まりも良く、価格的にもお得なのですが、それが難しい場合は、以下のいずれかをお勧め致します。

A3二つ折り+A4挟み込み

A4が4ページで「A3二つ折り」です。その真ん中にA4両面(2ページ)の物を挟みこめば、計6ページとなります。挟み込みの内容は、短期間で変更が発生しそうな項目にしておくと便利です。外側の二つ折りに関しては変更がない場合、挟み込みページのみの再印刷が可能なので、コスト的にも安く上がります。
ただし、この仕様は、4ページ分と2ページ分がバラバラで繋がっていない状態です。「ページが分離せず、一部の印刷物として仕上げたい」という方には、以下をお勧め致します。

仕上がりA4 巻き三つ折り

A4サイズを横に3枚並べると、両面合わせて延べ6ページ分になります。それに折り加工を施せば、仕上がりA4となります。これならページが分離することはありません。

上記いずれの場合も、 Wordデータ6ページの状態で入稿していただければ、弊社で適切なページ位置に振り分けることは可能です。ただし、どのページがどの位置にきて、どう仕上がるか、弊社とお客様の間で解釈の違いが起きないよう、入稿の際には見本(プリントアウトした出力紙を繋げた物)を郵送していただくようお願い致します。

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[ページ数の数え方]

中綴じ製本のパンフを作りたいと思っています。Wordデータで、全部で13ページありますが可能でしょうか?

ページ物の印刷物を作成する際、「ページ数の把握」は非常に重要です。上記のお問い合わせ内容には、幾つか問題があります。

ページ数が奇数

ページの数え方は、ご存じの通り、片面が1ページ、表裏で2ページ…となります。加えて「印刷」という概念においては、「白(印刷されていないページ)」も1ページと数えます。つまり、印刷物のページ数は、「(白紙も含めた)枚数×2」になります。
0.5枚という枚数が存在しない以上、13ページの印刷物は存在しないことになります。上記お問い合わせの場合、印刷物としてのページ数は、「13ページ+白紙1ページ=14ページ」となります。

中綴じのページ数は、必ず「4」の倍数になります。

中綴じとは、両面二つ折りの印刷物を順に重ね、真ん中を針金で留める製本方法です。両面二つ折りとは、ページ数に換算すると「4ページ」になりますので、中綴じのページ数は「4ページ×枚数」、つまり必ず4の倍数になります。「14ページ」の中綴じ印刷物は、これも原理上あり得ません。

上記内容で中綴じ印刷物を作成する場合、下記のいずれかで対応する必要があります。

1) 1ページ削るか、内容を整理して、12ページにする

2) 3ページ追加して16ページにする(追加ページは白紙でもよい)

どうか事前にご理解いただけたらと思います。

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[プリンタ出力との色合わせ]

Powerpointデータの印刷をお願いしたいのですが、当社のインクジェットプリンタで出力した見本に色を合わせていただくのが希望です。可能でしょうか?

誠に申し訳ございませんが、弊社では、上記のような条件で確実なお約束は致しかねるのが現状です。どうかご了承ください。
色は、様々な条件によって変わってきます。幾つか例を挙げてみましょう。

印刷とプリンタの違い、またはプリンタの機種による色の違い

印刷とプリンタとでは、原理的に色の再現方式が異なります。印刷に照準を絞って色調整をしたプリンタでなければ、プリンタと印刷では色があうことは難しいかと思います。
また、同じプリンタでも、プリンタの機種や印字形式によって色の出方は異なります。インクジェットプリンタは一般的に、薄い色が発色よく、鮮やかに出る傾向があります。このインクジェット独特の色を、印刷で再現することは原理的には不可能です。

RGBデータの対応プロセスの違い

PowerpointデータはRGB対応なので、印刷の前段階で印刷対応のCMYKモードに色を変換する必要があります。その際、特にRGB独特の光の色は、CMYKではどうしてもくすんでしまいます。これは色変換時に確認ができます。
それに対して、Powerpointをそのままプリンタで出力する場合、一般のプリンタでも、自動的に色を調整してくれる「プロファイル」機能のおかげで、案外きれいにプリントアウトできてしまいます。このプロファイルはプリンタに付属しているもので、印刷においては適用されません。
また、上記で説明したように、インクジェットプリンタは明るい色を発色よく印字する傾向があります。RGB独特の色をインクジェットで出力したものは、印刷の再現領域を遥かに超えています。

印刷の品質にこだわられる場合、色校正をお勧め致します。

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[印刷物の耐久性について]

永久保存版の記念誌を作りたいと思っています。一生ものなので、できるだけ丈夫な仕上がりにしたいのですが、なにか丁度良い加工などありますか?

印刷物も物質である以上、インク、用紙、仕上がりや製本に応じた寿命があります。
記念誌の場合、上製本ハードカバーがベストですが、コストと折り合いがあわないこともあるかと思います。例えば以下のようなことを知っておくと、便利です。

表面のインク

通常印刷とは、紙の表面にインクを乗せただけのものなので、触れ続けるだけで時間とともに傷みます。冊子の表紙となると、手に触れられる機会が多い分、顕著です。
表面にPP加工、ニスコーティングを施すと、インクの膜面が保護されます。長期の保管をご要望の方にはおすすめ致します。

製本(例:無線綴じ)

無線綴じとは、本文を表紙で包み、背の部分を糊付したものです。あくまで糊付であり、また接着面積は背幅分に過ぎないため、冊子の酷使は、製本の傷みに繋がります(不完全な製本で、ページの一部が本体から外れてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います)。
とことん品質にこだわるなら上製本ハードカバーですが、その他ソフトカバーの糸かがり綴じ(本文と表紙を、糊ではなく糸で縢るもの)、また同じ無線綴じでも、見返しを付けることで、ずいぶん丈夫になります。

それぞれ印刷物の用途により、適した耐久力は異なるかと思います。 一生物の記念誌と異なり、コスト重視で検討した方が妥当な、一過性のチラシ・DMなどもあります。こだわりの方は、一度ご相談いただけたらと思います。

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[ステッカー作成時の注意]

ステッカーを作ろうと思うのですが、何か事前に注意することはありますか?

他の印刷物と同様、ステッカーやシールでも色や紙質、形状、サイズなどにより向き、不向きがあります。それに加えて、ステッカーやシール独自の注意事項として「どこに(何に貼るのか)」を確認する必要があります。

用紙

貼る対象の材質が、糊の着きにくいものでしたら、用紙を検討する必要があります。

耐光性

貼る場所が屋外の場合は、耐光性を考慮する必要があります。ステッカーの場合、貼る対象がどこで用いられるのか(例えば車に貼る場合は、確実に日の光を浴びてしまいます)をうっかり忘れてしまうことも多いようです。

防水加工

雨ざらしの可能性が高い物、水を被るリスクの大きい物は、防水加工も必要です。

耐久性

長期間貼る場合の耐久性も重要です。

ステッカーやシールに限らず、事前に用途に関してご相談いただけたら、より適切なアドバイスもできるかと思います。

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[複写伝票について]

複写式の伝票を印刷したいのですが、事前に気を付けることはあるでしょうか?

全ての製品は「如何に機能するか」を考慮に入れる必要があります。印刷物も例外ではありません。 複写式の伝票は、以下のような注意が必要です。

  • 何枚綴りにし、それぞれどのような意味を持たせるのか(渡し用、控え用など)
  • 切り取り用のミシンは必要か
  • どの部分が複写で、どの部分が写ってはまずいのか(1枚目と2枚目のレイアウトが異なる場合、また控える必要のない項目がある場合)

その他、色々ありますので、事前にご相談いただけたらと思います。

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[特色印刷の指示について]

特色で印刷したいのですが、どのようにお願いしたらよいですか?

例えば「青で印刷」といったときに、私が想像する青と、他の方が想定している青では、色にギャップが生じる可能性が大いにあり、これがトラブルに繋がる元となります。特色印刷の場合は、弊社では以下の対応を取っております。

DICカラーで指定

DICカラーをご存じなら、一番確実な方法です。

色の見本を郵送

弊社で判断し、見本色に近づけて印刷致します。

弊社からカラーの候補を何パターンかお送りし、その中から選ぶ

確実且つ分かり易い方法ですが郵送期間を含めた納期を見ていただく必要があります。

いずれにせよ、特色印刷の場合、どのような色での印刷をご要望か、具体的にお知らせいただけますようお願い致します。

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[封筒の発注と種類について]

このたび自社の封筒を作ろうと思っていますが、どのように頼んだら良いのでしょうか?
封筒の種類の名前が分かりません。

封筒のご発注は、チラシやパンフと違って、規格のサイズや用紙が異なるため、電話やメールでのやりとりだと迷われるケースも多いのではないでしょうか。一番確実な方法は、ご要望に該当する封筒の見本を郵送していただくことです。ちなみに、比較的ニーズが多いのが以下の2種です。

長3封筒(120×235mm)

A4サイズの書類をなどを三つ折りにして入れる封筒。これより大きいと郵送料が若干高くなります。
※定型郵便物として適用されるサイズ。

角2封筒(340×332mm)

A4サイズの書類をなどを折らずに入れられる封筒。
※パンフレット郵送などに便利な封筒です。

封筒のサイズに関してはこちらをご覧ください>>> 印刷の基礎知識

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[用途に合った加工]

厚めの用紙で、二つ折りのスタンプカードを作ろうと思っています。加工などについてアドバイスをお願いします。

小さくて厚い紙は、二つ折りにすると膨らんでしまいます。そのまま大量に保管すると、かさばり、余分に場所を取ることになります。
スタンプカードの場合、「筋付け」をお勧め致します。筋を付けると、手でも簡単にきれいに二つ折りできますので、実際にご使用の際、その都度折った方が便利だと思います。

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[飲食店メニューの加工について]

飲食店のメニューを作成しようと思っております。メニューの加工で最もポピュラーなものを教えてください。

メニューにも色々な仕様がありますが、長期間の使用をご希望の場合は、保存性と防水性を考慮し、表面加工、できればラミネート加工が望ましいかと思います。
特に防水性に関しては、お客様が水をこぼされた場合を考慮すると、特に注意する必要があります。

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[巻き三つ折りの折り幅]

巻き三つ折り加工のリーフレットのデータを作成しているのですが、データ作成時の注意点はありますか?

折り加工が入る場合、仕上がりの状態を考慮してデータを作る必要があります。以下の事項を参考にしてください。

サイズの調整

例えばA4サイズを巻き三つ折りにする場合、A4サイズを99mm×3で3等分すると、内側に折り込まれる方は、きれいに収まりません。
内側に折り込まれる方のサイズは、外側に比べて若干短く加工されます。(100mm+100mm+97mmといったように)

サンプルを作成する

上記のようにサイズを調整したら、一度プリントアウトしたものを折ってみると分かり易いと思います。

これは観音折りの場合も同様です。観音折りは4面になりますが、外側の2面は、内側の2面より若干短くなることを踏まえた上で、部品を配置する方が良いでしょう。
弊社にお問い合わせいただいたら、作成方法のアドバイスを差し上げます。是非お問い合わせください。

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[屋外用ポスターの加工]

屋外でポスターを使用したいのですが。品質を高めるような特殊な加工はありますか?

印刷物を屋外で使用する場合は、最低限、下記のことを考えておく必要があります。

耐光性(PP、UV加工)

インクは、直射日光に長時間当てられると、色あせてしまいます。1ヶ月以上屋外に貼る場合は、対策を講じた方が良いでしょう。
オフセット印刷の場合、屋外用の耐光インクを使用すれば、1ヶ月以上は持つといわれます。
プリンタ出力のインクは、機種によって耐光性が異なりますが、基本的には屋外用には向いていないものが多いので、PP、UV加工などの表面加工をお勧め致します。

耐水性(PP、ラミネート加工)

紙で出来ているポスターは、当然水に弱いため、雨よけのついていない箇所に貼る場合などは、PP、ラミネート加工を表面に施す必要があります。
最近は、耐水性に優れた特殊用紙も出ているので、そちらを検討してみるのも良いかも知れません。

屋外で使用される場合は、事前に貼る場所、期間をお知らせの上でご相談いただくことをお勧め致します。

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[モニタ上の色と印刷の色]

他の印刷会社で「モニタで確認したとおりの色で印刷したい」と言ったところ「無理です」という返事でした。なぜですか?

モニタ上で見るデータの色は、あくまでモニタが放つ光の色であり、インクで印刷する色とは根本が異なります。そのため、モニタの色を印刷で100%再現することはできません。
印刷用の色合わせをした環境で、プリンタ出力し確認していただくのが確実です。ご要望でしたら、弊社カラープリンタで出力したものをお送り致します。

※大きな狂いはありませんが、弊社カラープリンタも完全に印刷の色と一致はしません。色に厳密なこだわりを持たれている方は、色校正をお勧め致します。

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[DM(はがき)の印刷面の向き]

年末用のDMを作っているのですが、宛名面は縦向き、裏はカラーで横向き、横書きにしたいと考えています。宛名面に対して、裏面はどの向きで作成したら良いのでしょうか?

まずは、 宛名面の縦向き、縦書きを基準とし、そこから考えましょう。
人の目は、普通、上から下へ文字を追って行きます。ということは、横書きのレイアウトを傾けた時、上から下へ文字が流れて行くのが自然な形となります。
横向き、横書きのはがきを正面に持ち、右側に90°傾けてください。左から右に流れていた文字は、上から下に流れるようになります。縦長面の裏面用に傾ける場合、一般的には、このような向きとなります。

※あくまで「セオリー」であり、「規則」ではありません。デザイン優先の場合は、お好きな方向で良いかと思います。

大半の印刷物は、表裏やページ毎でレイアウトは統一されています。が、全てというわけではありません。
上記DMのように、「表は宛名用に縦向き」「裏はイラストを入れて横向き」とする例もよく見られます。
以下、縦向き、横向き混在の一例となります

  • 縦書き冊子の本文中に横長グラフを入れる場合
  • 縦長レイアウトに折加工を入れ、上下に開いて中面を見る場合(折ったとき正面だとすると、開いた状態では逆さになります)
  • 一部、切り取りミシンを入れ、別部品として使用する場合

肝心なのは、加工を含めて仕上げた時、どのような向きが使いやすいかを把握することです。
一度、お手元でプリントしたものを貼り合わせ、確認すると分かりやすいかと思います。

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[背幅の算出式について]

冊子のデータを作っているのですが、表紙の「背幅」はどのくらい見たらよいのでしょうか?

背幅は、ページ数、紙の厚さによって異なります。できれば、随時ご相談いただくのが一番なのですが、目安として、以下、ご参照いただけたらと思います。

背幅の計算方法(例:上質70kgの場合)
本の厚さは、ページ数に比例します。1枚を2ページと換算するので、以下の計算式が成り立ちます。

本の背幅=(用紙の厚さ)×(ページ数)÷2
上質70kgの厚さが、約0.1mm程度となります。上質70kgを本文の用紙としした場合、例えば96ページだと、

(0.1mm)×(96ページ)÷2=約5mm
となります。ご要望のページ数を計算式に当てはめれば、他のページ数でも背幅は割り出せます。

最初に申し上げたとおり、用紙によって紙の厚さは異なります。同じkgでも、上質紙よりコート紙の方が薄くなります。以上ご考慮いただいた上で、ご活用いただけたらと思います。
ご不安でしたら、事前にどんどんご相談ください。

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[中綴じ、無線綴じのメリット・デメリット]

中綴じと無線綴じの向き、不向きについて教えてください。

中綴じと無線綴じの違いについては、こちらをご覧ください→「中綴じ見本」「無線綴じ見本」
製本の違いによって、向き、不向きは発生します。

中綴じのメリット

安価:基本的に(少なくとも弊社では) 中綴じの方が無線綴じより安価です。
製本の丈夫さ:ページの真ん中を針金で留めるため、製本自体は強固です。左右のページを一杯に広げても問題ありません。

中綴じのデメリット

ページ数の制限:中綴じは、対応できるページ数に限りがあります。
弊社の場合、薄手の用紙でも、64ページを超えると無線綴じを推奨致しております。また、ページ数は必ず4の倍数である必要があります。
仕上がり時の安定性:中綴じは、二つ折りの紙を重ねる形になるため、どうしても膨らみます。重ねたり、本棚に立てかけたりするには、不安定かもしれません。

※同人誌などの簡単な読み物や、パンフレット、フリーペーパーなどには中綴じが最適です。

無線綴じのメリット

多ページ対応:中綴じと異なり、何百ページ単位のページ数でも対応可能です。
仕上がり時の安定性:「本」として安定するのは、やはり無線綴じです。本棚での保管、重ね置きしたときも、形が崩れることはありません。

無線綴じのデメリット

製本の丈夫さ:製本の構造としては、「背」の部分にのみ糊が付いている形ですので、見開きいっぱいにはページは開きません。普通に読む分には問題ありませんが、荒っぽい扱いをすると、ページが取れてしまうこともあります。

※書籍、記念誌、文集など、いわゆる「本」は、無線綴じの方が向いているといえます。

製本や加工について分かりづらいときは、印刷物の用途をお知らせください。弊社からもできる限りの提案を差し上げます。

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[耐水加工の種類]

耐水性に優れた印刷物を作りたいのですが…どのような加工がありますか?

用紙自体が、「水に弱い」という特性を持っているため、これをカバーするには、用紙以外の素材を用いるか印刷後に加工を施すかの対応になると思います。下記、対策の一例です。

合成紙印刷

合成樹脂を主原料とした素材。外観は紙によく似ていますが、特性としてはプラスチックフィルムに近い面もあり、通常の用紙と比較して、耐久性、耐水性に優れています。
ただし、それは紙の「表面」に関してであり、紙の「側面」は耐水効果がありません。側面といっても、厚さ0.数mmの面積ですので、いきなりビショビショになることはありませんが、長期の品質保証は難しいかもしれません。期間限定の選挙ポスターなどでしたら十分かと思います。

PP加工

印刷した後、紙の表面をビニールでコーティング加工する方法です。
印刷面の上から被せる形になるため、表面の耐久力は強くなります。表面の光沢も出て印刷が鮮やかになりますので、冊子の表紙、ステッカーなどによく使用されます。こちらも合成紙同様、用紙の側面はカバーできないため、完全防水とまではいきません。

ラミネートパウチ

印刷物の表面にフィルムを貼り、端を留める加工です。PP加工と異なり完全密封となるため、より完全防水に近くなります。ただし、端を留める「耳」が必ずつきますので、PPのように冊子の表紙などには不向きです。
メニュー、パスカードなどに良く使用されます。

上記の通り、対策方法によって、長所、短所、仕上がりの見映え、コストや必要期日などが異なります。まずは、

  • 印刷物の種類、どういった用途で使用するのか
  • 使用する場所、使用する期間など

を、分かる範囲で結構ですので、お知らせいただけたらと思います

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[カバー(冊子)のデータ作成について]

冊子にカバーを付けたいのですが、データをどう作ったらよいのか分かりません。
コツや注意事項を教えてください。

表紙のカバーとは、ごく単純に考えて、表紙に「折り返し」の部分が加わったものです。
カバーは、下記の5パーツに分解できます。これを順番に繋げると、カバーのデータになります。

  1. (第1表紙の)折り返し
  2. 第1表紙
  3. 第4表紙
  4. (第4表紙の)折り返し

作成ソフトは

変則的な作りなので、IndesignやWordよりは、自由度の高いIllustratorでの作成をお勧め致します。

Illustratorがない場合は

Illustrator以外のソフトで作成されても結構です。
できるところまで作成していただき、弊社にデータをお送りいただけたら、データのチェック、修正などサポートを致します。

作成が難しいと感じたら

繋げずに、パーツ別で作成していただいても結構です。

  • 「表紙はこんな感じ」
  • 「背はこんなイメージ」
  • 「折り返しはお任せ」

といった形で、それぞれデータをいただけたら、弊社で繋ぎ合わせ、調整致します。

完全データが難しい場合、「できるところまで」で結構です。
もちろん、弊社でデータ作成も承ります。こういった複雑な物は、プロにお任せいただくのが一番です。

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[ラミネート加工をしたメニューの中綴じ]

8ページのメニューを20部ほど作りたいのですが、ラミネート加工したものを中綴じにできますか?

申し訳ございませんが、中綴じ加工は困難です。
飲食店のメニューは、耐久性を考慮し、厚めのラミネート加工を施します。用紙も厚い物を使用します。
表面が厚く固いので、中綴じの針金が通りにくく、もし通ったとしても、きれいに仕上がらないのです。
また、少部数だと、中綴じなどの「機械製本」は、逆にコストがかかります。

20部程度でしたら、機械ではなく手作業でも、十分製本可能です。
メニューの場合、弊社では以下の製本方法をお勧めしています。

紐綴じ

見開きのセンターに2箇所穴を空け、紐をくぐらせて縛る製本方法。
中綴じの針金の替わりに紐を使用する形になります。

カシメ留め

「カシメ」と呼ばれる金具で、ページを固定する方法。

メニューは、耐水性、耐熱性など、考慮すべきポイントが色々あります。
必要条件をお知らせいただけたら、適した加工を提案致します。

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[帆前掛けのプリント色について]

帆前掛けのプリントをお願いしたいのですが、色は「白」のみなのでしょうか?

「ラバー転写」でしたら、フルカラーでプリントできます。
帆前掛けのプリントは「シルクプリント」「ラバー転写」の2種類あり、それぞれ長所、短所があります。

シルクプリント

ポリエステルの布版の上にインクをのせ、上からこすってインクを下の生地に直接プリントします。
インクが生地の中にしみ込み色が定着され染まります。

  • [長所]
    生地にインクが染み込み、風合い良く仕上がります。
    また、枚数が多いと、ラバー転写より安価です。
  • [短所]
    弊社では、白1色のみしか印刷できません。
    また、枚数が少ないと(5枚未満)、単価が高くなります。

ラバー転写

専用ラバーシートに印刷し、シートを生地に重ね、加熱・加圧で生地に圧着する方法。
輪郭を専用のカッティングマシーンでカットします。

  • [長所]
    フルカラープリント対応可可能です。
    また、枚数が少ない場合は、シルクプリントより安く対応できます。
  • [短所]
    枚数が多いと、シルクプリントより高くなります。
    また、絵柄を熱圧着する原理ですので、生地に「貼り付けた」感じの仕上がりになります。圧着した絵柄の輪郭を切り取るので、複雑な絵柄には不向きです。

ご要望の絵柄、枚数により、使い分けることをお勧め致します。
ご相談は大歓迎です。

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[中綴じと観音折りについて]

A4、8ページのパンフレットを作ろうと思うのですが、中綴じにするか、観音折りにするか迷っています。
今のところ、安い方にしようと思っていますが、アドバイスをお願いします。

弊社の場合だと、基本的には観音折りの方が安くなります。
ただ、部数が少ない場合(100部以下)、デジタル印刷を使えば、中綴じの方が安くなります。
弊社デジタル印刷は、最大サイズA3になりますので、観音折りのA4・8ページは、大きすぎてデジタル印刷に対応できないためです。

価格面だけでなく、機能面から向き、不向きを考えることも重要です。
観音折りは、広げるとかなり横長になりますので、見開きに大きな図面を入れたいときに便利です。観光マップなどにもよく利用されます。
反面、広げたり収めたりが、若干煩雑でもあるので、順番に情報を追って行きたい場合は、中綴じの方が向いていると思います。

紙面をどんな内容にするかで、効果的な紙面構成は変わります。
ご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。

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[グレーのグラデーション]

Illustratorで、白から黒への「グレーのグラデーション」を作ったのですが、中間色が茶色っぽくなります。
どうしてでしょうか?

黒と思われる箇所の、色のパーセンテージをご確認ください。
印刷用の「黒」は、「K100」のスミであり、「レジストレーション」(CMYKの「掛け合わせ色」)ではありません。

○「C=0、M=0、Y=0、K=100」
×「C=100、M=100、Y=100、K=100」

K以外の色が入っていると、余計なインクも含まれることとなり、結果、茶色っぽくなります。
なお、一見「黒」に見えて、実はCMYKの「掛け合わせ」になっているケースは、多々見られます。

  • スキャニングした黒
  • RGB→CMYKに色変換した際の黒

細かい文字や線は「版ずれ」を起こす可能性があります。ご注意ください。